家計の節約のためには固定費を安くすることが欠かせませんが、この「固定費」が何を指しているのかいまいち分からないという人もいるでしょう。
この記事では節約のために必要な「固定費を安くする」方法、どこを見直すと良いのか、固定費を安くする際に陥りやすい失敗などについて解説していきます。
固定費を見直すことで節約になるんですね。
さっそく詳しい内容を見ていきましょう!
そもそも固定費とは?
固定費とは、生活費の中で毎月必ず出ていくお金のことです。たとえば、家賃や光熱費などが固定費にあたります。毎月ではなくても、決まって出ていくお金があれば固定費になります。
固定費の例
- 家賃
- 住宅ローン
- 車のローン・駐車場代
- 水道光熱費
- 通信費(携帯電話・インターネット)
- 保険料
- 教育費(子供の学費、塾代)
- サブスクの料金
- 習い事
- 交通費(定期券代など)
水道光熱費はたくさん使った月とそうでない月で若干の変動はありますが、変動しない基本料金があるため固定費に含まれることが多いです。こうしてみると固定費に含まれるものはすごく多いということが分かります。
流動費の例
- 食費
- 外食費
- 交際費
- 医療費
- 被服費
- レジャー費
- 美容費
固定費に比べて流動費は、月によって変動があります。食費は毎月〇万円と決めている場合は固定費に含まれます。
医療費などは、一度病気をすると多額の費用が掛かる場合がありますが、健康でいれば一円もかかりません。交際費には友人の結婚式のご祝儀なども含まれます。
サブスクや習い事も固定費に入るんですね。
固定費を安くする方法【見直すべきポイント】
ここでは、固定費を安くするためにどういうところを見直せばいいのか、そのポイントについて解説していきます。
【サブスク編】同じジャンルに複数登録するのはご法度
動画配信サービスや音楽配信サービスに複数加入している人は、どれか一つに絞りましょう。また、プランが複数ある場合は一番安いプランに変更するなどしておきましょう。
月々届く健康食品やサプリなど、消費しきれずに残っていませんか?そのようなサービスもサブスクのひとつと言えます。一旦やめて、今ある分を使い切ってもまだ必要だと思うようであれば再開してはどうでしょうか。
【光熱費編】こまめに節電、夏のエアコンの温度は1℃上げる
電気をこまめに消す、水道は出しっぱなしにしない、など子供のころから耳にタコができるほど言われてきた内容ですよね。これらは、確かに小さな金額ですがちりも積もれば山となるで、1年間に換算すると数千円の差が出ることもあります。
例えばエアコンであれば冷房の温度を1℃高く設定することで、10%の節約になると言われています。普段の生活に節約の意識を持っておくことが重要です。
【家賃編】固定費を大幅カットしたいなら
家賃は家計の中で3割ほどという大きな割合を占めており、この金額が抑えられると生活に余裕が生まれます。とはいえ、引越しはまとまったお金も必要になるため、すぐにできるものでもありません。
新たに引っ越すことになった時には、家賃が今より上がらないようにすることは留意しておきましょう。
【通信費編】格安キャリアで十分!
通信費の中には携帯、インターネット代などが含まれます。これらは比較的簡単に節約可能です。
3大キャリアを使っているならば格安スマホに乗り換えるだけで数千円の節約になり、乗り換えが難しい場合はプランの見直しでも節約可能ですよ。
【ローン編】繰上げ返済、借り換えを考慮に入れてみて
住宅ローンや車のローンなども、毎月必ず出ていく大きな出費のひとつです。ローンを見直す場合は、別の銀行などに変更する「借り換え」、残債をまとめて支払う「繰り上げ返済」、プランの内容を見直す「金利プラン変更」などがあります。
数百万の節約になる場合もありますが、十分メリットとデメリットを調べてから実行する必要があります。
【保険編】保険は節目で常に見直そう!
保険料も時々見直した方がいいですね。
昔入った保険だと、補償内容が今の医療に対応していないという場合があります。シンプルな補償でいいという人にはネット型保険もおすすめです。
ライフサイクルに合わせて保険の見直しを行うことで、無駄な出費をおさえて安心も手に入ります。
【教育費編】この機会に見直すのもあり!
学費や塾や家庭教師にかかるお金など、教育費にお金をかけているという家庭も多いと思います。
とりあえず通っているけど身に付いていない塾や習い事、ほとんどやっていないのに続けている通信教育などは、見直しのタイミングかもしれません。
飲んでいないサプリうちにもありました(笑)
必要がないサブスクの見つけ方
家賃やローンなど大きなものは節約しづらいですが、常に身近にあるサブスクの料金なら今すぐにでも節約ができそうではありませんか?ここでは、今使っていない、必要がないサブスクを見つけて解約することで節約につなげる方法を紹介しています。
通常の場合
使っていないサブスクを解約するための流れを以下に解説しています。
まずは自分がどんなサブスクに加入しているのかを把握しておきましょう。少額のものだと、契約していることを忘れてしまっていることもあり得ます。
クレカの支払い明細を見て毎月引き落とされている支払い履歴がないか確認して、書き出しておきましょう。
先ほどリストアップしたサブスクの中から、過去1ヶ月使用していないものがあれば、解約してしまいましょう。
いつか使うかもと思っても、実際には使わないことがほとんどです。1ヶ月使っていなければ今後も使うことがないとみなして、解約することをおすすめします。
洗い出した使っていないサブスクを月の支出項目から引いておきましょう。また、今後サブスクに加入しようと思ったときには、本当に必要なものかどうかよく考えてから、加入するように心掛けましょう。
ひとつ入ったらひとつ辞めると増えすぎなくていいですよ!
【忘れがち】Apple Store経由のサブスクを確認する方法
先ほどクレカの履歴から使用していないサブスクを調べましたが、Apple Store経由のサブスクは意外と確認を忘れがち。
キャリア決済になっていたりすると、まとめての請求になるためどのサブスクに加入しているか分からなくなります。そのような時の確認方法はこちらです。
ホーム画面から「設定」画面を開き、一番上にある「Apple ID」の画面を開きます。
「サブスクリプション」の項目を開きます。
サブスクリプションのリストが出てきますので、その中で使っていないサブスクがあれば解約します。
簡単に出来ますので、今すぐ確認してみてくださいね!
固定費を安くする際にやりがちな失敗
これまで固定費を安くするアイデアについて説明してきましたが、そのような時にやりがちな失敗が実はあるんです。どういった失敗なのか解説していきますので、参考にしてみてくださいね。
安いサービスに乗り換えたけど実は翌月以降高くなるプラン
スマホのプランなど、安くしたつもりで実は不要なオプションが付いていたりして前より高くなってしまったということもあります。格安スマホなども、乗り換えの際には乗り換え先の契約内容を必ずよく確認するようにしましょう。
固定費を安くできたけどQOLが下がった
家賃の安い物件に住んだり、スマホを格安SIMに変更したりして固定費の見直しをはかったものの、住環境や設備が気に入らなかったり、携帯の場合はエリアによっては通話が途切れたりつながりにくかったりするなどの不具合がある可能性があります。
我慢できる範囲であればいいですが、そうでない場合はストレスの原因となってしまいます。
全て安くすれば良いというわけでない
今回紹介した例のどちらにも言えることですが、固定費を見直すときには見直し後の生活がどのように変わるのかを十分にシミュレーションして、納得のいく場合に見直しを実行に移した方がよいでしょう。
人によって、譲れないものや大事なものというのは違います。すべて安くすればそれで良いというわけではないことは、頭に入れておきたいものです。
できる範囲で無理のないところから徐々に見直していくといいですね!
【まとめ】固定費を見直してその分有効にお金を使おう!
- 固定費とは家賃、車のローン、水道光熱費など毎月必ず出ていく費用のこと
- サブスク、光熱費、家賃などの固定費を見直すことで節約につながる
- 固定費を節約しすぎてQOLが下がってしまうとストレスになることも
- できる範囲で無理なく固定費を見直して節約をしよう!
この記事では、固定費を見直して節約することで、生活に余裕ができ、貯金や自分への投資などに使えるということを解説しました。
まずは不要なサブスクを見直すところから、固定費の見直しやってみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がお役に立てれば幸いです。
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