子供の歯磨き粉は、いつから使うと良いのでしょうか?
この記事では、子供の歯磨き粉の使い始めの時期や、フッ素入り・ジェルタイプのおすすめ商品についてまとめています。
子供の歯磨き粉に関する疑問や悩みを解消したい人は、ぜひ記事を読み進めてくださいね。
子供の健やかな歯の成長をサポートするための情報をまとめます♪
子どもの歯磨き粉はいつから使う?
歯磨きするときは、歯磨き粉を使うことで歯の清掃効果を高めることができます。しかし、子供が歯磨き粉を使う時期や選ぶべき歯磨き粉には注意が必要です。
ここでは子供が歯磨き粉をいつから使うと良いのか、詳しく紹介します。
子供が歯磨き粉を使い始めるタイミング
乳歯が生える(6か月前後)
子供の歯磨きは、下の前歯が生え始めた頃から始めることが一般的です。赤ちゃんの歯が生え始めるのは生後6~9ヶ月ごろなので、そのタイミングで歯磨きをスタートさせましょう。
この時期は歯磨きに慣れるのが主な目的となるため、ガーゼで優しく汚れを拭きとるだけで大丈夫。
また色々な種類の歯磨きシートがあるので、上手に取り入れてみると良いでしょう。
\ デコボコメッシュで汚れを落とす /
7ヶ月の息子の下の前歯2本がこんにち歯してきたので、乳歯ケアを何から始めようかなーと探していました。いきなり歯ブラシで嫌がられたらその後が大変そうなので、私の指を掴んではしゃぶる息子なら歯みがきナップがいけるんじゃないかとこちらを購入。
kumatan&maplesさん(30代女性)
朝昼の離乳食後はガーゼで拭うのみで、寝る前だけナップで拭っています。すっかりご機嫌で、やや私の指をカミカミしながら大人しく拭かれてくれます。味も嫌ではないようです。
奥歯が生えそろう(1歳前後)
奥歯が生えそろってきたら(およそ1歳前後)、歯磨き粉の使用を始めましょう。
生えたばかりの歯は、大人の歯に比べてフッ素を取り込みやすい特徴がありますよ。虫歯予防のためにも、奥歯が生えてくるこの時期は、フッ素入りのジェル歯磨き粉を使うのがおすすめです。
ただしフッ素の過度な摂取が気になる場合は、上手に歯磨き粉を吐き出せるようになるまでは、フッ素不使用の歯磨き粉を選択するのも良いでしょう。
また、この時期は上手に歯磨き粉を出せない場合も多いので、うがい不要で飲み込んでも大丈夫な成分の歯磨き粉を選ぶのがポイントです。
\ 飲み込んでも安全な歯磨きジェル /
ずっとブラッシングだけで虫歯大丈夫かなぁと気になってた時に、こちらを購入しました。まだ上手に吐き出せないのですが、安心して使えます。
子供も、ちょっとあじがするのであれ??みたいな感じですが、嫌がらずに磨かせてくれてます。
猫野カルさん(40代女性)
上手にうがいできるようになる(3歳前後)
一般的な歯磨き粉の使用開始時期は、ぶくぶくうがいができるようになってから。上手にうがいできるのはおよそ3歳頃とされているので、その時期になったらペーストタイプの歯磨き粉に挑戦してみましょう。
\ フッ素入りの子供用はみがきペースト /
子供の歯磨きには何も使わず、最後にフッ素のスプレーをするだけにしていたのですが、歯科検診で歯の汚れがだんだん溜まってきていると指摘されたので使ってみることにしました。
歯の汚れにはジェル状ではなくペースト状のものを選ぶといい、と言われたのと、イチゴやぶどうなどの具体的な味がしないのを探していたのでちょうど良かったです。やや甘めのミント風味ですが、これくらいなら許容範囲だと思います。
1ヶ月くらい使っていますが、3歳の子供も特に嫌がらずミッフィのイラストも気に入っているようです。気になっていた歯の汚れも取れてきたように見えます。
mogu8098さん(30代女性)
子供が歯磨き粉を使う際の注意点
子供が歯磨き粉を使い始める時期には、一つの決まりはありません。歯が生える時期やうがいができるようになるタイミングにも、個人差があるはずです。
すべての子供が同じ時期に歯磨き粉を使い始める必要はないので、各メーカーが推奨している対象年齢と使用量を守りながら、子供の発育に合わせて歯磨き粉を導入してくださいね。
また、子供が歯磨き粉を使う際には、適切な指導と監視が必要です。
特に幼い子供は歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあるので、歯磨きの際は適量を使用し、軽く泡立てた後、一緒に歯磨きをするようにしましょう。
もし子供が歯磨き粉を嫌がる場合は、歯ブラシ選びを工夫したり、楽しい歯磨きの環境を整えることも大切です♪
子どもの歯磨き粉の選び方
子供の健康な歯の発育には、適切な歯磨き習慣が重要です。ここでは、子供の歯磨き粉を選ぶ際のポイントを紹介します。
歯が生え始めるころ、奥歯が生え揃うころ、うがいが上手にできる頃が、歯磨きのやり方を見直すタイミング。それぞれの時期に合わせて、適切な歯磨き粉を選びましょう。
最初はガーゼや歯磨きシートで汚れを拭きとる、次に飲み込んでも安心なジェル歯磨きを、そして最後にペースト状の歯磨き粉に慣れていくのがおすすめです。
フッ素は虫歯予防に効果的であり、歯のエナメル質を強化してくれます。
ただし、歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は適切な量があるので、子供の年齢に合わせて歯磨き粉を選びましょう。
歯磨き粉に含まれている研磨剤は、歯の汚れを落とす効果に優れています。しかし、子供の歯はやわらかいため、研磨剤を使って歯磨きすることで、歯の表面が傷つく可能性があるでしょう。
まだ小さい子供の場合は、研磨剤の配合量に注意が必要です。
歯磨き粉に含まれる発泡剤は、有効成分を口内に行き渡らせるのに役立ちます。ただ、うがいが上手にできないうちは、口の中に泡が残ってしまう可能性が高いでしょう。
子供の年齢が低いうちは、発泡剤が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
子供の年齢や発育に合わせて、歯磨き粉を上手に選ぶことが大切です♪
フッ素入り歯磨き粉について
フッ素入り歯磨き粉のメリット
フッ素は虫歯予防に高い効果があり、歯科でも積極的に取り入れられています。
子供の歯科検診で、フッ素を塗布してもらったことがある人も多いのではないでしょうか。
フッ素の3つの働き
①歯のエナメルの修復を促進し、再石灰化を促して強化する
②歯のエナメル質を酸に溶けにくい性質に変えて、虫歯への抵抗力を高める
③虫歯を引き起こす最近の働きを弱め、酸がつくられるのを抑える
フッ素入り歯磨き粉のデメリット
フッ素は適量を守ることが重要です。子供は成人と比べて歯磨き粉を飲み込みやすい傾向があるため、過剰なフッ素の摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
フッ素は、塩と同様でからだに必要なものでありながら、大量に摂取すれば害になることがあります。
しかしそれは大量摂取することによって生じるもので、普段の生活でフッ素による中毒を起こすことがまずありません。
具体的には、フッ素が配合された歯磨き粉を1~2本丸ごと飲み込むくらいで、中毒症状が現れます。これはお子さまの場合であり、大人であれば4~5本くらいの量が目安となります。
そう考えると、フッ素による身体への悪影響というのは、ほとんどないといえますね。
中津まさデンタルクリニック
子供にフッ素入りの歯磨き粉を使うことが危険かどうか、気になる人もいるでしょう。
しかし上記の通り、危険なのは子供であれば1~2本、大人であれば4~5本の歯磨き粉を丸ごと飲むくらいの量を摂取した場合の話です。
そのため、通常の使い方をしていれば、歯磨き粉のフッ素の危険性を心配し過ぎる必要はありません。
ただし、うがいが上手にできるまでは歯磨きを飲んでしまう子供が多いため、危険性が気になる場合はフッ素が配合されていない歯磨き粉を選ぶという選択肢もあるでしょう。
フッ素濃度の適切な選び方
子供の歯磨き粉には、フッ素濃度が記載されていることがあります。
フッ素の効果が得られる濃度は、一般的に500〜1000ppm(パーツ・パーミリオン)とされており、この範囲内であれば、虫歯予防に効果的なフッ素の恩恵を得ることができるでしょう。
以下はフッ素濃度の一覧なので、ぜひ参考にしてください。
【フッ素濃度 一覧表】
(フッ化物≒フッ素)
フッ素入り歯磨き粉を利用する際の注意点
虫歯の予防効果が高いフッ素入り歯磨き粉ですが、子供に使う際には注意が必要です!
フッ素は虫歯の予防に効果がありますが、その一方で過剰摂取に気を付ける必要があります。
特にうがいが上手にできない小さな子供は、歯磨きの時に保護者がその使用法を適切に管理することが大切です。
フッ化物配合歯磨剤の安全性は、洗口や吐き出しのできない年齢層の口腔内残留フッ化物量が問題となります。
ある研究によると、1~4歳児ではブラッシング後、49%が口をすすがず、また、すすいでも吐き出しができるのは2.5歳未満児で5%、2.5~4歳児で32%でした。
すなわち4歳以下では、使用した歯磨剤のほとんどを飲み込んでいるとみることができます。
テーマパーク8020(日本歯科医師会)
うがいが上手にでき始める時期に個人差はあるものの、調査によると4歳以下では、使用した歯磨き粉を飲み込む割合が高いことが分かります。
そのため、子供がぶくぶくうがいができるようになっているかどうかを慎重に見定めながらフッ素入り歯磨き粉を使用するタイミングを決めることが必要です。
6歳未満児におけるフッ化物配合歯磨剤の使用についての注意事項を列挙すると、つぎのようになります。
すなわち、(1)使用量はpea-size(豆粒大)で幼児用歯ブラシの1/2の量を規準とする。(2)3歳未満では1日1回、3歳以上では1日2回(就寝時と他に1回)使用する。(3)幼児が白分で磨くときは、適量の歯磨剤を保護者が歯ブラシにとり、ブラッシングの間、監督する。(4)歯磨剤の吐き出しや洗口を練習させる。(5)使用直後の飲食を控える、などです。
テーマパーク8020(日本歯科医師会)
小さな子供でフッ素入り歯磨き粉を使う際は、保護者がしっかりと監督して使い方を管理する必要があるでしょう。
- 正しい使用量を守る
- 3歳未満は1日1回、3歳以上は1日2回の使用を推奨
- 歯磨きする時はそばで保護者が監督する
- うがいが上手にできるよう練習する
- 使用直後は飲食を控える
ジェルタイプの歯磨き粉について
ジェルタイプの歯磨き粉とは
ジェルタイプの歯磨き粉は、透明でとろみのある液体の形状です。ジェルタイプの歯磨き粉は、泡立ちが少なく、柔らかいため、子供のお口の中にすばやく行き渡ります。
ジェルタイプの歯磨き粉の適切な使い方は、適量を取り、軽く泡立てた後、子供のお口全体に行き渡るように歯磨きをすることです。
子供は歯磨きをする際にお水を飲んでしまうことがあるため、歯磨き後はしっかりうがいをするようにしましょう。
ジェルタイプの歯磨き粉はいつまで使う?
ジェルタイプとペーストタイプの歯磨き粉の大きな違いは、発泡剤と清掃剤が配合されているかどうかです。
それぞれにメリットがあるので、使う目的によって上手に使い分けをすると良いですね。
口内のバイキンをしっかり落としたい、汚れを取り除きたいという場合は、ペーストタイプの歯磨き粉がおすすめ。発泡剤や清掃剤が歯磨きをサポートしてくれるので、磨き残しが多いならペーストタイプを使ってみるのが良いでしょう。
虫歯を予防したいならフッ素が配合されているジェルタイプがおすすめ。また、ジェルタイプの歯磨き粉には発泡剤が多く含まれない場合が多いので、上手にうがいできない小さな子供にもぴったりです。
ジェルタイプの歯磨き粉をいつまで使うか悩む場合は、「うがいができるかどうか」を一つの目安にすると良いでしょう。
ただし、ジェルタイプには虫歯予防に効果が高い特徴があるので、年齢が上がってからもダブル使いするのがおすすめです。
ペーストタイプで汚れを落とした後に、ジェルを全体に行きわたらせて軽くうがいすれば、しっかりとフッ素ケアもできますね♪
子供用のおすすめ歯磨き粉
ここでは様々な視点から選んだおすすめの歯磨き粉を紹介します!
フッ素入りのおすすめ歯磨き粉
クリニカKid’sジェルハミガキ
甘いグレープの味が子供に人気!また、虫歯予防に有効なフッ素とキシリトールが配合されているのもポイント。さらに研磨剤不使用で子供の歯に優しいのも嬉しいですね。
歯磨き嫌いな子どもたちのために買っています。ブドウの香りなので、嫌がらずに歯磨きさせてくれて、助かっています。7歳、5歳、3歳の子どもたちの誰も虫歯になっていません。
ぞうちゃん★さん(30代女性)
購入時は3歳前だったので飲み込んでしまうことが多く、ジェルタイプで毎日仕上げ磨きをしていました。
今はチェックアップの低発泡タイプで磨けています。
canashuさん(30代男性)
うがい不要の安全な歯磨き粉
アロベビー|歯磨きジェル
100%天然由来の成分なので、たとえ飲み込んだとしても大丈夫!うがいのできない新生児でも使えるのが嬉しいですね。
また、フッ素は不使用ですがキシリトールが入っているため、虫歯予防にもおすすめです。
まだうがいが出来ない子供の口が、少し匂うなーと思った時期に購入(1才半頃)「美味しいよー」っていいながらはじめてのときに与えたからか、口に入れる度に『美味しい!』と言ってるので、嫌な味ではないんだともいます。
匂いも気にならなくなりました!!まだうがいもできないからフッ素なしのこの歯磨き粉を選びましたが、大正解だったと思います。フッ素が嫌な訳では無いので、歯医者さんでは普通にフッ素塗ってもらってます
購入者さん
まだお口をゆすげない子どもの為に、購入しました。ドラッグストアなどに置いているものは、色々な成分が入っていますが、こちらは食品由来のなので安心して利用できます。
分量に対して少しお高めですが、幼い間だけですので、安心を買っていると思っています。
miii19860115さん
小学生高学年におすすめの歯磨き粉
虫歯になりやすい高学年以上の子供には、フッ素濃度が高い(1450ppm)の歯磨き粉がおすすめ!ソフトミント味があるので、抵抗なく使えます。
中学生・小学校高学年の子どもたちが、そろそろ子ども向けの歯磨き粉は卒業したいとのことで、一度歯磨きセットに入っていた、こちらが気に入り購入。
kaya9977さん
高濃度フッ素に惹かれ、子どもと一緒に愛用してます。ドラッグストアの店頭価格よりお安かったので、まだストックありましたが購入しました。
使用期限のないものでお安くなっているものは買いですね!企業努力に家計が助けられています。ありがとうございます。
購入者さん
歯磨き習慣のためのアイデア
歯磨きは虫歯予防のために重要ですが、子供にとってはつまらない作業だと感じることもあるでしょう。
ここでは、子どもに歯磨き時間を楽しんでもらうためのアイデアを紹介します。
楽しい雰囲気を作る
子供のハミガキを楽しく続けさせるためには、様々な工夫が必要です。たとえば、ゲームや歌を取り入れて歯磨きの時間を楽しいものに変えてみてはいかがでしょうか。
また、子供が興味を持つキャラクターがデザインされた歯ブラシや、子供向けの歯磨きアイテムを上手に取り入れることで、きっと子供が楽しんで歯磨きするようになりますよ。
\ カラフルで可愛い動物の歯ブラシ /
種類が多かったのでまとめ買いです。お友達から子どもにカエルの歯ブラシをいただいてから、進んで自分から歯磨きするようになりました。オススメです!ちょっとしたプレゼントにもいいですね。
cindy7414さん(40代女性)
便利なグッズを上手に使う
正しいブラッシングを行うために、さまざまなグッズが販売されています。そうしたグッズを使うことで、子どもは楽しくブラッシングをすることができるかもしれません。
\ イヤイヤ期の子供の歯磨きにぴったり /
ピンク、追加でイエローを買いました。子供が歯磨きをイヤイヤして、酷い時には泣き出し、それをつい叱ってしまう……という私も子供も嫌な思いをする苦痛の歯磨きの時間でしたが、こちらのウサギさんを使って「ウサギさんが歯磨きしてもいいかな?」と声をかけると、すんなり磨かせてくれました。「ウサギさん」と言って嬉しそうにしています。
大げさな表現になってしまうかもしれませんが、毎日の歯磨き時間のストレスから救われた……とほっとした気持ちになりました。いつまで飽きずに保つか分かりませんが、これからも活用していきたいと思います。
購入者さん
しっかりと褒める
子供たちが歯磨きを楽しむためには、環境も大切です。なるべく明るく楽しい雰囲気の中で、歯磨きをするように意識してくださいね。
また、歯磨き中に子供たちが集中している姿を称賛してあげることも重要です。「上手だね」「頑張ってるね」など、褒めることで子どもたちのやる気を引き出し、歯磨きを楽しむことができます。
まとめ
今回は、子供の歯磨き粉をいつから使うかについてまとめました。子供の年齢や発育をしっかりと見定めて、正しいタイミングで適切な歯磨き粉を使ってくださいね♪
最後までお読み頂き、ありがとうございました。